# 組織に所属しても誰も教えてくれないこと
本格的な夏になり、毎日肌が焼けるように暑い。
駅まで向かう、電車に乗る、エレベーターで上がるという各所でもう汗をかいてしまう。
今日は朝から会議で1時間半も取られてしまうのでやらなければならない仕事の構成などを考えながら出社した。
我が社は平均年齢が若く、中途も多いので社会人経験があまりない者が多い。
よって誤ったこと、正しいこと、一般常識の認識がひとによってまちまちになっている。
かくいう私も人の上に立つ立場になってからひしひしと感じることがあったため、ここに記すことにする。
- 服装について
会議でこの話題が何度も出るのは異常ではないか。
ビジネスカジュアルという服装規定が一応あるのだが、正直曖昧になっている現状がある。
最近取り沙汰されるのは新卒女性の短いスカート、ネイルである。
顧客打ち合わせなどがない日であったが、さすがに大学生かよと思える服装もあった。
それを疑問視していても誰からどのような注意をすべきか明確ではないのである。
一般の会社であれば人事部もしくは直属の上司が対応をするのではないかと思うが、やれセクハラだパワハラだとなる昨今難しいのではないかと感じることがある。
また、他部署の女性上司からの注意であれば妬みや嫌がらせにとらえられ、言うことを聞かないケースも発生した。
(と、いうか注意されても聞かないというのはどうなのだろうか?注意の仕方が悪いのか?)
結果論として直属の上司が面談で注意をすることとなったのだが、果たしてうまくいくのだろうか。
- 苦情の認識
顧客対応がある業務なので当然苦情をもらうこともある。
しかしながら、「意見」と「苦情」の違いと保証しなければならないレベルは個々で認識の違いがある。
例えば対応の遅れが若干発生したことで高圧的な苦情をもらったため返金、特別な対応に応じなければならなくなった例がある。
これは説明の方法や対応策の提案で防げることもある。
顧客の要望にすべて応じることがホスピタリティだと思っているのだろうか。
- 仕事の依頼方法
これは本当に激しく感じることである。
自分が理解できる=人が理解できる ことではないのである。
依頼者のタイミングで依頼が来るのだが、受ける方は10個の中の1個の依頼という認識なので優先順位をつけるのが難しいことがある。
また、依頼の内容を汲み取る、確認をするという工程を挟んでしまうとコミュニケーションも負担になると感じる。
これこそ依頼者と対応者だけで解決できない場合、上司の介入が必須であると感じる。
このようにいざ組織に所属しても教えてもらえないことがたくさんあることがわかった。
新卒が大きな組織で1から10まで教わって成長するのとはわけが違う。
我が社は環境の整備と常識の定着から対応しなければならないのだ。
こうして今日も日は暮れ1週間が終わる。
日々の業務に忙殺され、摩耗する毎日に終わりは来るのか。(いや、来ないだろう。)